術中の循環動態の把握のために
ProAQT は、循環動態モニタ PulsioFlex の機能の一つです。20年以上の実績に基づいた PiCCO 動脈圧波形解析法(パルスカンタ法)のアルゴリズムを用いたProAQT は、患者の循環動態をパラメータとして表示し、治療方針の決定をサポートします。ProAQTは、目標指向型輸液療法をサポートし、治療効果の評価に役立ちます。
モニタリングを開始して数秒の後に、心拍出量、輸液反応性、後負荷、収縮力などのパラメータを含めることができます。ProAQT センサーは、簡便に既存の動脈圧ラインに組み込んで使用できます。
利点
- 不安定な循環動態を把握し、より早期に適切な治療方針決定をサポート
- 既存の動脈圧ラインに組み込む簡易なセットアップ
- 心エコーなどで測定した心拍出量を測定開始値に、マニュアルで較正が可能
- PiCCO のアルゴリズムを継承した動脈圧波形解析法(パルスカンタ法)がベース
- LED信号搭載で安全性に配慮
機械的補助循環 / MCS 使用時の ProAQT センサーの役割について
機械的補助循環 / MCS でのウィーニング時の自己心の回復の指標として使用していただいている ProAQT の有用性について、北里大学病院 救命救急・災害医療センターにて循環器内科学を専門として勤務されている池田 祐毅先生に、症例紹介も含めてご説明していただきました。

関連製品
ProAQT による心拍出量のトレンドモニタリング
リアルタイム性に富んだ連続的心拍出量の表示
汎用性の動脈カテーテルを使用した簡易なセットアップが可能
輸液反応性のパラメータの表示(PPV、SVV)
臨床試験では合併症を低減することが示された [1]
超音波エコーや肺動脈カテーテルから取得したデータを使用して手動で較正が可能
用途
- ハイリスク患者やハイリスク手術の周術期の循環動態の最適化
- 治療効果の評価
- 循環動態が不安定な患者の状態を早期に把握
ProAQT 心拍出量測定モニタリングの仕組み

ProAQT のキャリブレーションアルゴリズムで使用される患者特性は、患者の人口統計学と患者の血管緊張の変化に関するいくつかの仮定に基づいて算出しています。これにより、計算値には多少の誤差が生じる可能性があります。
循環動態モニタ PulsioFlex のカタログ、ProAQT & PulsioFlex 設定ガイドをご確認ください

循環動態モニタ PulsioFlex
PulsioFlex モニタ、PiCCO、ProAQT をまとめたカタログです。
PulsioFlex の病態に合わせた機能選択、ProAQT による周術期の輸液最適化、PiCCO による循環動態の全体像の把握について説明しています。
フォームに必要事項をご入力いただき、カタログをご覧ください。

ProAQT & 循環動態モニタ PulsioFlex 設定ガイド
循環動態モニタ PulsioFlex と ProAQT の設定ガイドです。
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