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Applikon BioPilot

少量生産用の定置滅菌対応バイオリアクター

マルチユース・バイオリアクターApplikon BioPilot(アプリコン・バイオパイロット)はバイオプロセス生産に向けた最初のステップです。BioPilotは、ラボスケールのバイオリアクターが直線的にスケール・アップしたもので、実生産への移行をシンプルに進め、上市までの期間短縮を実現します。標準モジュールを使用してバイオリアクターを構築するという一貫したモジュール方式により、微生物・細胞の培養に関するあらゆる要件を満たすためのカスタマイズが簡単に行えます。

The BioPilot stainless steel bioreactor system on skid

生産用の正確なスケールアップ・モデル

  • コンパクトな設計により必要な設置スペースを削減
  • cGMP準拠の設計によりバリデーションを簡素化
  • モジュール方式のため、プロセスの要件に合わせた設定が容易
  • ヒューマンエラーを最小限にする、心配いらずの操作
 

ワクチン・医薬品の開発に不可欠

バイオリアクターは、ワクチンや医薬品といった命を守る製品の開発・製造で重要な役割を果たしています。この複雑なプロセスには、高度に最適化された最先端のシステムが必要です。Applikon BioPilotバイオリアクターならば、標準コンポーネントを利用して、あらゆる用途に対応できるよう、リアクターを簡単にカスタマイズできる柔軟性を備えています。

バイオプロセスで使用されているステンレス製バイオリアクターを紹介した動画をご覧ください。

容易なバリデーション

BioPilotシリーズは、cGMPおよびGAMPの要件を満たす最新の衛生工程基準に基づいて構築されており、効率的なバリデーションをサポートする幅広い文書パッケージとともにお届けします。

容易な操作

ステンレス製バイオリアクターには運転ごとに交換する消耗品がないため、コンタミのリスクを最小限に抑えられます。さらに、この定置滅菌(SIP)対応バイオリアクターはマグネット結合接続式の撹拌装置を備えています。従来の接続(リップシールまたはダブルメカニカルシール)の場合、撹拌装置の軸がバイオリアクターの内部から外部まで貫通することになりますが、本機の接続は磁石を介しています。外界との接続がないため、コンタミのリスクはありません。

オープンフレーム構造のため、メンテナンスや操作が容易です。

容易な洗浄

Applikonステンレス製バイオリアクターシリーズは、全体が316Lサージカルステンレス製で、表面仕上げはRa<0.4ミクロンです。この滑らかな表面により、バイオフィルムやデブリがバイオリアクター内部に固着することがありません。このため、洗浄手順が大幅に簡素化され、バイオリアクターは常に再現よく清浄を保てます。

製品仕様

  最大容量(リットル) 有効容量(リットル) 最小運転容量(リットル) 最大容量におけるアスペクト比 有効容量におけるアスペクト比
30リットルPilot Cell 30 20 7 1.5 1.0
60リットルPilot Cell 60 40 10 1.5 1.0
130リットルPilot Cell 130 100 21 1.5 1.0
40リットルPilot Microbial 40 34 9 3.0 2.4
70リットルPilot Microbial 70 50 13 3.0 2.2
140リットルPilot Microbial 140 100 20 3.0 2.2
270リットルPilot Microbial 270 200 40 3.0 2.2
駆動システム マグネット接合方式による上部または底部取り付け撹拌装置(微生物培養用)、および上部取り付け撹拌装置(細胞培養用)
撹拌装置の最大先端速度(m/s) 3 m/s(微生物培養)および1 m/s(細胞培養)
インペラー ラシュトン型およびマリン型、外径はリアクター内径の0.3~0.5倍
ガス・スパージャー 多孔性スパージャー、L型スパージャー、またはリング型スパージャー
ガス・オーバーレイ ガス・オーバーレイ用ライン
排気 水冷式排気コンデンサー(内部スパイラル型および/またはジャケット型)
サンプリング 下部壁面のDN25ポートに再滅菌可能なサンプリング・システム(オプション)
ドレーン 底面に取り付けられた再滅菌可能なベローズ・ドレーン
添加 滅菌可能な添加用バルブ(プッシュバルブ)および再滅菌可能な添加用ポート
pH 測定:下部壁面のDN25ポートに12 mmの従来型pHセンサー
  制御:酸添加ポンプまたはCO2ガス(ロータメーターまたはMFC)をアルカリ添加ポンプと組み合わせて制御
DO2 測定:下部壁面のDN25ポートに12 mmのポーラログラフ式DO2センサー
  制御:N2、空気、O2(ロータメーターまたはMFC)および撹拌を組み合わせて制御
温度 測定:下部壁面のDN25ポートにPt-100センサー
  培養制御:冷却・加熱ジャケットからバイオリアクターの壁面を介して制御
発泡 測定:高さ可変の導電率式フォーム(発泡)センサー
  制御:消泡剤ポンプで制御
水位 測定:高さ可変の導電率式水位センサー、またはバイオリアクターフレーム内のロードセル
  制御:液体の注入/排水用ポンプで制御