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Applikon V-Control

バイオリアクター用のスケーラブルな DeltaV™ソリューション

Applikon V-Control(アプリコン・V-コントロール)は、研究から製造までのプロセス制御、プロセス自動化、データ収集が単体で完結するソフトウェア・プラットフォームです。データと技術をシームレスに移転し、バイオプロセスを最適化します。

The Applikon V-Control solution with my-Control and miniBio
The multi-overview setting of Applikon V-Control to control cultivations in parallel
Scientist in lab with DeltaV™ based Applikon V-Control solution

プロセスの最適化を実現するーターンキー自動化ソリューション

  • 製品化までの時間と開発コストを削減
  • 高度な自動化ツールでユーザー・エクスペリエンスを向上
  • 技術とデータの容易な移転でスケールアップ・リスクを最小化

Applikon V-Controlは、ライフサイエンスのOEMプログラムでプレミア・パートナーとなったエマソンと協力して開発しました。最先端のApplikonのバイオリアクター・システムと、受賞歴のあるエマソンのDeltaV自動化ソリューションを組み合わせたものです。

V-Control は発見から製造までを担うバイオリアクターに向けた、スケーラブルな DeltaV™ソリューションです。ラボの中では、適度な価格帯の既製の構成可能システム内で DeltaV™ の電力を利用します。パイロットや生産スケールのステンレス製またはシングルユースのシステムの使用には、ユーザーの望む構成可能制御システム内でDeltaV PKコントローラーの電力を利用します。

共通プラットフォーム

V-Controlは、DeltaV™の最良の自動制御とApplikonのバイオプロセッシングのノウハウを組み合わせ、発見から製造までのプロセス制御やデータ管理を1つのプラットフォームで実現します。V-Control内にはオープン・アーキテクチャーが組み込まれているので、ユーザーはDeltaVライブラリを独自のプロセス用に最適化することができ、アプリケーションを既存のDeltaVライブラリと統合することができます。シームレスな技術移転とスケーラブルなデータ転送により、開発リードタイムを短縮し、開発コストを削減した最適なバイオプロセスを実現します。

 

生活の質を向上させる1つのプラットフォーム

発見から製造までの様々なプロセス開発フェーズ間でスケール・アップすることは、医薬品開発者にとって困難な課題となり得ます。マルチプラットフォーム環境内でのデータや技術の移転は非常に時間がかかることがあり、あるプラットフォームから別のプラットフォームへの移転はエラーのリスクを高めることにもなります。

V-Controlがデータおよび技術をいかにスムーズに移転きるのかを紹介した動画をご覧ください。

V-Control for R&D

V-Control研究開発バージョンはバイオプロセシング用に最適化し、DeltaV Discoveryと250 mLから20 Lまでのスケーラブルなラボ用Applikonバイオリアクターとを統合する予定です。

DeltaV Discoveryシステムは、DeltaV ProfessionalPlus PC で構成されます。作業スペースを削減しながら、プロセス制御、データ収集、可視化、レシピを 1 台の PC単体に統合することができます。ネットワークあたり最大 32 のバイオリアクター・ユニットに拡張できます。必要であれば DeltaV アプリケーションとオペレーター・ステーションを追加して拡張する場合もあります。OPCを通してmy-Controlやez2-ControlなどのApplikon制御システムと通信します。オペレーターがプロセス制御、データ収集、可視化、レシピで使用する際には、DeltaVのインターフェースひとつで完結しますので、トレーニング・プログラムが少なくて済み、ワークフローを簡素化できるでしょう。

Applikonのシングルユースおよびマルチユース・バイオリアクター・システムは、複数のガスフロー、サードパーティー・センサーとの統合、ポンプの追加など、お客様のご要望に応じた構成が可能です。さらに、V-ControlはV-Control Batch for R&D やDeltaV Configuration Audit Trail & Version Managementなどの数種のアドオン・パックで拡張できます。OSIsoft PI のような外部ヒストリアンとの統合も可能です。

V-Control for Pilot & Production

V-Control for Pilot & Productionは、パイロットや製造アプリケーションで使用するバイオリアクター用のスケーラブルなDeltaVソリューションです。エマソンのDeltaV PKコントローラーを使用し、パイロットや製造用のApplikonステンレス製およびシングルユースのバイオリアクターに使用できます。DeltaV PKコントローラーをApplikonラボ用バイオリアクターシステムと組み合わせて使用するのが好ましい場合は、Applikon my-Control、Applikon in-Control、Applikon ez2-Controlと組み合わせて使用することもできます。

エマソンのDeltaV PKコントローラーを使用することで、ゲティンゲは強力な独立型、あるいは統合型のステンレス製・シングルユース・バイオリアクターシステムの提供を実現できます。V-Controlのオープンアーキテクチャを通して、またネイティブDeltaVツールを使用することで、これらのシステムを他のDeltaVシステムと簡単に統合できますので、バランス・オブ・プラントや下流設備とのシームレスな統合が可能です。

V-Control for Pilot & Productionは、V-Control for R&Dと同じV-Control DeltaVアプリケーションを使用するため、R&D からPilot & Productionへのシームレスな技術移転が保証され、製品化までの時間短縮と開発コストの削減を実現します。

オープン・アーキテクチャー・ソフトウェア

Applikon V-Control内のDeltaVアーキテクチャーはオープンですので、ベンチスケールで開発されたDeltaVモジュールとレシピを大きなスケールへと簡単に移転できます。すでにDeltaVを使用している他のラボや製造現場のDeltaVモジュールやレシピを共有することができますので、様々な現場での技術移転をシームレスに行えますので、製品化までの時間を短縮し、医薬品開発のコストを削減できます。また、ユーザーはオープンアーキテクチャーを利用して既存のApplikon V-Controlライブラリを変更することで独自のプロセスに最適化できます。さらにDeltaV Batch向けの各フェーズを追加、変更することも可能です。

使いやすいユーザー・インターフェース

Getinge DeltaV™アプリケーションは、ゲティンゲおよびエマソン両社のソフトウェア・エンジニアが構築した、V-Controlソリューション内のアプリケーションです。エマソンのDeltaV™ PCSDライブラリをデフォルトとして構築されたインターフェースは使いやすく、既存のシステムに接続しやすいものになっています。エマソンの人間中心設計(Human Centered Design)に基づいたインターフェイスは、エンドユーザーがいつどこにいても気がつく仕様になっており、高度かつシンプルな性能を体験できるものとなっています。

高度な自動化ツール

Applikon V-Controlの高度な自動化ツールが最高のユーザー・エクスペリエンスを保証します。

  • センサーとアクチュエーターの校正
  • 全ガス流量
  • 3ポイント・カスケード
  • 自動レシピをサポートするDeltaV™ Batch
  • マルチ・バイオリアクターの概要

Applikon V-Control Batch for R&D

V-Control for R&Dは、DeltaV Batchで拡張することができます。DeltaV Batchは一般的なバッチ機能をDeltaVソフトウェア・パッケージに追加し、調剤DeltaVアプリケーションの中でも広く認知・使用されています。オペレーターはDeltaV Batchを使用して、DeltaV 内でバッチ・プロセスを設計・実行します。

V-Control Batch for R&Dのベースは、ライフサイエンス産業で広く使用されている強力なDeltaV Batchユーティリティで、バイオプロセシングの各工程に共通の定義済みフェーズが含まれています。各フェーズは、オペレーターがレシピを作成する際の構築ブロックとして簡単に使用することができます。DeltaVを初めて使用するオペレーターでも、こういったレシピを使用してバイオプロセスの自動化を進め、より多くの様々なプロセスにわたって制御することができます。また、ユーザーはV-Controlのオープン・アーキテクチャーを通して、独自のフェーズを設計するこができます。あるいは、ユーザーが他の DeltaVアプリケーションで開発したフェーズを転送・利用することも可能です。このような利用にはある程度のDeltaVスキルが必要ですので、エマソンのローカル・パートナーによるトレーニングが世界中で利用できるようになっています。特殊なエンジニアリング・スキルを持たないユーザーでも、独自のプロセスに必要なレシピを構築・拡張できるよう、ゲティンゲがサポートいたします。